Slow Fashion?

Do you know Slow Fashion?
あなたは自分の着ている服がどこで、どのように作られているか知っていますか?



2009年は“ファストファッション”が流行語になるほど、
海外や日本のグローバル企業の存在が目立ちました。



私たちは普段、どんな基準で洋服を選び、購入しているでしょうか?
あなたは、自分の服がどこで、どのように作られたか考えたことはありますか?




もしかしたら、そのジーンズは

中国の若い少女が月に2度の休みで、月給2300円で、1日14時間労働をして作った服かもしれません。(映画:女工哀歌)




服やジーンズの原料となるコットンは、
ナチュラルなイメージがありますが、世界で最も農薬を使う植物です。



世界で使用されている殺虫剤の4分の1はコットン農場にあるといわれています。
Tシャツ1枚に、ティースプーン10杯もの農薬が使われている計算になります。

大規模コットン農場をつくるために森が伐採され、またコットン農場の生産者達は、
農薬を直接吸い込んだり、汚染された水を飲むことによって健康を蝕まれています。(by hand)


もしかしたら、そのTシャツを作るために

インドではコットン栽培をする農民が農薬による健康被害で苦しみ、
また、その農薬を買うための借金苦により自殺しているかもしれません。
健康被害だけでなく、栽培地を荒らし、自然破壊をしているかもしれません。




一見華やかに思えるファッション業界の裏側には、
このような環境破壊や人権侵害などの問題が隠されているのです。




そんな中、日本などの先進国では、
より安く、より大量に、というファストファッションが流行っており、
オシャレなTシャツ1枚が、1000円程度の値段で購入できるようになりました。



日本では年間230万トンもの服が廃棄されている、
という統計があります。
計算すると1人あたり年間10キロの服を買い、その内9キロを捨てている計算になります。


大量生産された内、9割が廃棄の道をたどっていると言います。
その内リサイクルされているのはわずが10%。残り9割はゴミとして燃やされています。


そして、この廃棄コストには年間43億円以上もかかっている、という現実もあります。




この現実を、あなたはどう考えますか?


SlowFashionとは・・・


私たちのもっと早く、安く、多く、
という要求が、環境を破壊し、人権をも脅かしているのです。

原料を大量に生産する国、
それを使って大量に縫製する国、
そしてそれを大量に消費し、廃棄する国があるのです。

そこで、提案したいのが、
「ファストファッション」にかわる、「スローファッション」
「スローファッション」とは、
「これ以上服を買うな」というものではなく、
「愛を持って長く大切に使おう」というメッセージです。

~~~Slow Fashion楽しみ方~~~

「愛を持って長く使う」
消費をせずに楽しむ

・手作り
・リメイク
・おさがり、古着
・交換=xChange
・チャリティー

どうしても買いたい場合
・オーガニック
・フェアトレード 商品を選ぶ


エシカル、エコ、ナチュラルファッションに興味のある方はぜひ実践してみてください。